3.シェルナース効果調査事例

 

 
   高さ3,000m級の山がそびえる立山連峰、絶景を眺めながらやって来ました日本海!富山県と石川県のシェルナースが暑さを忘れるような活躍をしていましたので、その一部をご紹介致します!

富山県高岡市の海
   まずは、富山湾沿岸に沈設された富山県高岡市のシェルナース2.2型。沈設から10カ月しか経過していませんが、魚礁には大きさ3〜15cmのツルアラメ?幼体があちこちに見えます。数えると魚礁1基に1,780個体が付いています。またその海藻に群がるように、マダイ幼魚、メバル、キジハタ、イシダイなど22種類の魚介類が泳いでいました。

上:シェルナースに着生するツルアラメ?幼体 →
下:シェルナースに蝟集するメバル

石川県七尾市の海
   少し北に移動して、同じく富山湾沿岸に沈設された石川県七尾市のシェルナース2.2型。沈設から1年9カ月が経過しています。こちらでも大きさ15〜35cmのツルアラメがすくすくと育っています。魚礁内部や周囲にはクロダイキジハタ、マダイ、イシダイ、メバルなど19種類の魚介類が元気良く泳いでいました。

上:シェルナースに着生するツルアラメ
下:シェルナースに蝟集するキジハタ、メバル

石川県志賀町の海
   更に能登半島を西側へ越えて石川県志賀町のシェルナースFP3.25-A型。沈設2年9カ月が経過しています。こちらは外海に直接面しており、どんな魚達と会えるだろうと期待して潜ってみると・・・大きなマダイチダイ、ヒラメ、イシダイ、スズキ、メバル、クロソイ、クロダイなど20種類の魚介類があちこちで泳いでおり、まるで竜宮城に来た気分でした。
シェルナースに蝟集するマダイ、チダイの群れ

   本調査にご協力いただいた新湊漁業協同組合の皆様、岸端定置網組合の皆様、赤住漁業実行組合の皆様、ありがとうございました。
 
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